”「顎関節症」とは、顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれている”、これは「日本顎関節学会」の定めた「顎関節症の定義」です。
『顎関節症』というのは、文字通り顎の関節、もしくはその周辺に何らかのトラブルがあり、様々な疾患を慢性的に生じている状態の事で、顎の痛みや雑音、口の開閉に際する不良などいろいろな症状があります。その原因も実にバラエティーに富んでいて、中には生活習慣病化している人もいるようです。
事実、昨今この顎関節症の患者数は確実に、そして急激に増加してきていると言われています。ここ10年あまりで、なんと15倍にも増加しているそうですよ。その多くは10代後半位から30代前半位までの女性で、自然放置で治る軽症の場合もあれば、手術を必要とする重症の場合もあります。英語の「Temporomandibular joint disorder」から、”TMD”や”TMJD”などと呼ばれる事もあるそうです。
専門の学会が設けられているほど、重要視されている現代病の一つで、治療は歯科の分野という事になりますが、実際には補綴科や矯正歯科、口腔外科など複数の領域の専門医が共同で当たるのが一般的となっているそうです。全国の大学病院の歯科には大抵顎関節診療科というのが設置されています。
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